お灸を長く続けても大丈夫ですか?

お灸を長く続けても大丈夫ですか?

ツボにお灸をどのくらいの時間行うかについては、統一した基準はありません。一般的には人によって異なります。長時間行う人もいれば、短時間で済む人もいます。一般的に、灸をするとツボの皮膚が赤くなったら灸の量が十分に達したことを意味し、次のツボに移動して灸を続けることができます。身体が非常に冷えている方は、お灸の時間を適宜長くしてください。

灸を長時間または何度も行うと、発熱、喉の渇き、炎症、皮膚のかゆみなどの症状が出ることがあります。灸は虚弱で寒さが怖い、長期の病気で下痢、関節の冷え​​と痛み、風邪による咳と喘息、風寒風邪などの虚証と寒証の患者に適しています。怒りっぽくなる、口内炎、便が乾燥して硬い、尿が短くて黄色、発熱などの虚証と寒証の患者には適していません。若年者や中年者、男性はより頻繁に灸をすえることができますが、女性や子供は灸の量を減らし、灸の量を少なくする必要があります。妊婦は腹部や腰仙部に灸をすえてはいけません。

極度の疲労、過度の空腹、渇き、酩酊状態は、特に胃腸疾患のある人にとっては治療に適していません。極度の悲しみ、極度の喜び、極度の怒りなど、情緒不安定な状態にあるときに使用すると、灸の効果が大幅に低下しますので適していません。灸によく使われるツボは足三里、関元、神闕です。これらのツボは体の陽気を刺激し、病気への抵抗力を高め、健康管理の役割を果たします。傷跡の形成を防ぎ、見た目に影響を与えるため、顔や性器には灸をしない方がよいでしょう。

お灸をする前には必ず医師の指導を受けてください。一般的にお灸は1日1~2回、あまり長くせず30分程度行います。お灸は、1つのツボに1日1回しか灸できません。背中と腹部、上と下、陽と陰の順番で灸をするのがベストです。

なお、冷え症がひどい人は、灸をすえている間に皮膚がひどく赤くなることがありますが、このときも灸を続けることは可能です。灸による日常的な健康管理の効果だけを望むのであれば、1回に10分程度灸をすれば十分です。夏場に灸をする場合は、1つのツボにかける時間を適宜短くしてください。

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